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麹から生まれる調味料に、どんなものがあるか?・・と聞かれて

すぐに思い浮かぶのが、醤油や味噌や酢などの伝統調味料ではないでしょうか。

これらは全て、日本食にはかかせないもので、日本の食文化の原点ですね。



今回は、醤油の”起源”について話させていただきます。

諸説あるようですが、約二千年前の弥生時代に、中国から醤油の原型の 『醤(ひしお)』が伝わったと言われています。

その頃、醤は原料によって、四種類ありました。

『草醤(くさびしお)』・・草を原料
『魚醤(うおびしお)』・・魚を原料
『穀醤(こくびしお)』・・穀物を原料
『肉醤(ししびしお)』・・肉を原料

仏教伝来の583年頃、肉食が敬遠されるようになり、『穀醤』が発達し、現在の醤油につながっています。

(当時は、『しょうゆ』とは呼ばず、『醤油(ひしおゆ)』と呼ばれていたようです。)


でも、なぜ、”油” じゃないのに、醤油って書くのでしょうか?

答えは、醤(ひしお)が伝わった中国にあります。

「大河が油々と流れる」という文章が、中国の古い文献に載っているようです。

ここでいう、『油々』は、大河がゆったり、なめらかに流れる様子です。

つまり、”油” は、物質の名だけでなく、状態をあらわすのにも使っていたようです。


醤油の、諸味(もろみ)を搾っているときの、とろりとした液体の、印象が 『油』 と重なったのだと思います。

食の起源を調べるのは面白いですね。

今晩は異国の、太古の時代に想いを馳せながら、肴に『ひしおゆ』をたらして、一杯いただきます!
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HN:
角 康平
HP:
性別:
男性
職業:
醤油、味噌職人
趣味:
醤油と味噌で、すべての人に”ほっこり”してもらう。
自己紹介:
兎年。性格は温厚、寡黙。

高校はPL学園。
大学は東京農業大学、スキーサークル「ラビッシュ」所属。

スポーツ:
スノーボード(JSBA資格B級インストラクター取得)、スキー(SAJ資格2級取得)、たまにサーフィン(初心者)

現在、二児(双子)の父親。
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